高血圧や動脈硬化も睡眠時無呼吸症候群の症状かもしれません。

睡眠中に呼吸が停止状態になると、体の中の血液は低酸素状態になります。

 

それをリカバリーしようとして、臓器や血管が働きを強めようとしてしまうので、血圧の上昇や動脈硬化が起こり、心臓突然死、不整脈、脳梗塞などが起きやすくなります。

 

健康オタクとして有名だった巨人軍の終身名誉監督、長嶋茂雄氏が突然脳梗塞で倒れたのは、睡眠時無呼吸症候群が原因ではないかともささやかれていますが、真相は明らかにはされていません。

 

著書『病気を治したければ「睡眠」を変えなさい』の筆者の白濱龍太郎先生によると、睡眠時無呼吸症候群の人はそうでない人に比べて心筋梗塞は6.9倍、脳卒中は3.3倍、心臓突然死は2.6倍にまで跳ね上がるとされていて、以前怖い病気であることを物語っています。

 

医療の進み睡眠時無呼吸症候群への理解も深まっているアメリカ合衆国では、人が心臓麻痺で死亡すると、真っ先に睡眠時無呼吸症候群だったのではないかと推察されるほどだそうです。

 

睡眠時無呼吸症候群になると、血圧の上昇などにとどまらず、血糖値やコレステロール値も上がりますから、肥満や糖尿病などの生活習慣病につながってしまうリスクもあるのです。

 

日本では昔から「いびきは豪快さの象徴」などと思われたりしてきた節がありますが、呼吸は命を縮めてしまうものだという認識が必要ですね。